中学受験録 ~受験バクの狂騒~

かつて私は、受験という言葉を耳にしても目を背けていた。今や、毎日のように模試の結果に一喜一憂し、偏差値グラフをにらみつけ、塾の戦略に悩む日々が続いている。あれだけ平穏無事に過ごしていたはずの我が家が、気づけば受験という沼に沈み込み、今や家族全員が共犯者のようなものだ。

2026-01-01から1年間の記事一覧

巨大な銀の球体と、発電機のギア比を計算する小6の夏──お盆休みの科学館で親だけがヒリついている件

名古屋市科学館でんきの科学館スケスケ展2平日の私という存在は、およそ人間と呼べる代物ではない。 地方中核都市の片隅にある無機質なオフィスビルの一角で、誰も本気で信じていない事業計画書を推敲し、何の価値も生み出さない社内政治の波風をやり過ごす…

6年生が死闘を繰り広げる裏で、ぬくぬくとマイクラに興じる罪悪感という名のスパイス

バグだ。世界の設定ファイルが書き換わっている。 1月18日、名古屋。本来なら極寒の伊吹おろしが吹き荒れ、親の不安を物理的に煽るはずのこの時期に、最高気温14℃とはどういうことか。空は憎らしいほどの晴天。風も穏やか。窓から差し込む陽射しは、まるで「…

【2026年・謹賀新年】新6年生へのカウントダウン。受験ロードはここからが本番だという話

あけましておめでとうございます。 ……と、世間並みの挨拶を口にしてみたものの、鏡の中の自分の顔を見て驚いた。そこに映っているのは、新年を祝う晴れやかな親の姿ではない。冬期講習の送迎と、溜まった「栄冠」の解き直し、そして新6年生進級を控えた焦燥…